つれづれ日記

Mi piaccion quelle cose...

連弾のコンサートへ

本日の立秋をもって運気が切り替わるらしいと聞き、昨日は大晦日の気分で少し丁寧に掃除をしました。7月はコロナに罹ってしまったし、心機一転、よいエネルギーを呼び込めるといいなぁと思っています。

木曜日にコンサートへ伺いました。出演されていたのはお世話になっているピアニストのKさん。音楽への愛情とバイタリティーにあふれるKさんは、専攻のピアノだけでなく、合唱に参加したり、打楽器で歌手の方とコラボしたり、アレンジや指揮をなさったりと本当に多才!

最近は「ケンハモ」こと鍵盤ハーモニカにはまり、認定講師の資格もお取りになったとか。コンサートでは連弾をメインに、ケンハモの演奏も披露されました。

小学校の頃の「教具」としてのイメージしかなかった鍵盤ハーモニカも、プロの演奏家の手にかかると表現力豊かな「楽器」です。こんなにいい音が鳴るのかと、その魅力に開眼させられました。

学生時代からのご友人との連弾も、本当に素晴らしかった! モシュコフスキ、ブラームスなどの後、トリを飾るのはサン=サーンスの≪動物の謝肉祭≫。連弾版はほかの演奏会でも聞いたことがあり、その時はあまり面白いと思わなかったのですが、今回は原曲を聴く時に感じる楽しさと興奮がありました。

ステージにいたのは経験を積んだ二人のピアニストですが、さながらピアノが大好きで一緒に弾くことが楽しくてたまらないという少女二人が弾いているかのよう。欧米諸国の言葉で、演奏することを「遊ぶ」を意味する単語で表すそうですが、お二人の演奏は文字通りの「Play」でした。アンサンブルの楽しさ、音楽への愛情、そして二人で演奏することの喜びがひしひしと伝わってきて、客席も大いに盛り上がりました。

素敵な演奏に接して、幸せに浸った一日でした。Kさん、ありがとうございました。Bravi tutti!!